看護師に不眠症の人が多い理由

不眠症かも…?看護師のお悩み解決

不眠症の看護師が多い理由

不眠症の看護師が多い理由

看護師は不眠症に悩む人が多い職種です。なぜ不眠症の看護師が多いのか、その理由を見ていきましょう。

不規則な生活リズム

まずはやはり、不規則な生活リズムになりがちなことですね。看護師は交代制で働くので、どうしても夜勤が発生します。夜勤明けの朝方に寝たり、夜間に起き続けたりすることで、不眠症になってしまうんですね。

緊張状態が続く

緊張状態が続くことも、看護師が不眠症になりやすい理由の1つです。特に新人看護師に多いのですが、気を張り詰め過ぎて退勤した後も緊張感が抜けず、上手く眠れないことがあるようですね。また、眠れない日が続くと不安やイライラ、憂鬱といった精神的な症状が生じます。ストレスによって交感神経が乱れ、その結果不眠症が悪化してしまいます。

睡眠時間を削りがち

看護師は常日頃から新しい知識や技術を学ぶ姿勢が求められる仕事です。勤務時間以外でも勉強をしなければならないので、結果的に睡眠時間が削られてしまいます。また、寝る前や眠れない時に余計な行動をしてしまい、それが結果的に睡眠時間を短くする原因になります。例えば、夜勤明けに日光を浴びたり、寝る前にスマホを見たりする人も多いでしょう。しかし、ブルーライトには覚醒作用があるので、睡眠に入るのが遅くなってしまい、結果的に睡眠時間が削られます。また、夜勤を乗り切るためにコーヒーを飲んで、それがカフェインの過剰摂取になり、上手く眠れないといったケースも少なくないようですね。

交代勤務睡眠障害(SWD)

不眠症に悩み、睡眠薬を服用している看護師も少なくありません。睡眠薬を服用している看護師は、3交代制よりも2交代制の人の方が多いといったデータがあります。具体的には、3交代制の看護師は6.6%、2交代制の看護師は11.5%の割合で睡眠薬を服用しているようですね。夜勤によって体内時計に反する睡眠パターンが多くなり、勤務中に強い眠気が生じてしまいます。また、就寝時に上手く眠れないなどの睡眠障害も生じるでしょう。こういった睡眠障害は、「交代勤務睡眠障害(SWD)」と呼ばれます。
夜勤時には過眠時間が設けられますが、ベッドに入ってもすぐには眠れない人も多いでしょう。そもそも、忙しくて仮眠時間を取れないケースもありますよね。そうなると、常に眠い状態が続きます。眠気を覚ますためにコーヒーや栄養ドリンクを飲むことで、一時的には大丈夫かもしれませんが、これは帰宅してからの睡眠を妨げてしまいます。このように、夜勤の影響で不眠症になってしまう看護師が多くいます。しかし、その状況を放置したままだとより悪化してしまうので、早急な対処が求められますよ。

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