不眠症が招くリスク

不眠症が続くとどういったリスクがあるのかを紹介します。悩んでいる看護師は事前に確認しておきましょう。
生活習慣病のリスク
不眠症が続くと生活習慣病のリスクが高まりますよ。十分に睡眠を取ることで身体や臓器が修復され、ホルモンバランスも調整され、防御機能も強化されます。しかし、睡眠に問題が起こると、心臓病や腎臓病、2型糖尿病などの慢性疾患が発症するリスクが高まります。数日でも不眠が続くと食欲に悪影響が及ぶため、慢性不眠症の人は肥満になるリスクも高くなってしまうんですね。事実、睡眠時間が短い人は十分に眠れている人に比べて、高血圧症や肥満、脂質異常のリスクが高いことが判明しています。
免疫力低下のリスク
不眠症は免疫力低下のリスクも高まります。ウイルスや細菌に抵抗するための免疫力は、睡眠中に分泌される成長ホルモンによって維持されます。免疫力を働かせるためには自律神経も重要で、バランスの乱れを起こさないためにも十分な睡眠が必要です。不眠症が続くと、それらの機能が十分に作用しなくなり、免疫力が大幅に低下してしまいますよ。
事故が起こるリスク
不眠症が続くと脳の前頭葉にダメージが蓄積され、意欲や集中力が低下します。これによって感情の制御ができなくなり、注意力や判断力が鈍ることで、仕事や日常生活に悪影響を及ぼします。看護師は患者の命を守る仕事です。それゆえ、少しのミスが医療事故につながる恐れもあります。不眠症が原因で医療事故が起こるリスクが高まるため、症状が見られる人は早急に対処しなければなりませんよ。仕事だけでなく、車の運転などにも悪影響が及びます。
睡眠恐怖のリスク
不眠症が続くと睡眠恐怖が生じるリスクも高まります。睡眠恐怖とは、「今日も眠れないかもしれない」「どうすればちゃんと眠れるのか分からない」といった、睡眠に対する恐怖心がある状態を指します。睡眠恐怖が生じると睡眠そのものに緊張したり、睡眠について考え過ぎたりして、不眠症が悪化します。この悪循環に陥ると、症状を回復させることがさらに難しくなってしまいますよ。
認知機能の障害のリスク
不眠症は認知機能の障害も引き起こします。不眠症でなくとも、疲れが溜まっている時は頭がぼんやりしますよね。十分に睡眠が取れていないと、より脳にダメージが蓄積して認知機能に様々な障害が起こり、社会生活に悪盛況を及ぼします。目の前の課題に集中することができなくなり、新しい情報を覚えることも困難になってしまうんですね。その結果、パフォーマンスが低下して合理的な判断を下すことも難しくなってしまいます。
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